1. 米6月CPI発表を待つドル買い基調
- 投資家の焦点は本日発表の米6月消費者物価指数(CPI)に集中。米月次CPIは+0.3%、前年比+3.1~3.3%と上昇が見込まれています。
- 市場では予想より高ければ米長期金利とドルが一段と上昇、USD/JPYは多十年ぶり高値リトライの可能性も。一方、CPIが冷え込めばドル売りへ転じ、リスク資産が選好される展開も想定 。
2. ドル/円 相場 テクニカルとファンダメンタル観点
- テクニカル的には148円が節目で、日足200EMAと重なる重要水準。上抜ければ151円方向への上昇余地あり 。
- ファンダメンタル面では、米長短金利差拡大と日銀の長期国債冷遇(入札不成立)が円売り圧力に。
3. アジア市場の動き:円売り継続
- アジア時間では円安継続。30年物JGB利回りは3.195%と過去最高水準に上昇。日銀の介入懸念が強まりつつも、目立った価格反応は限定的。
- 中国・6月小売やGDP(+5.2%)は市場予想を概ねクリア。アジア通貨はドルに対し方向感乏しく推移 。
4. GBPとEURの動向
- 英ポンドはBOE・ベイリー総裁の発言待ち。雇用悪化で利下げ可能性が高まり、下振れリスクに直面。
- EUR/USDは1.1665水準で一時反発。ただし米CPI待ちで材料待ち継続。
5. インドルピー堅調維持
- USD/INRは86円台で推移。米CPI待ちで大きな動きは見られず。非配達型フォワードでは86–86.10台が供給ゾーンとの見方。
6. 資源・金属市場の動き
- 銀価格(XAG/USD)は32%超の年初来上昇。高インフレ期待から安全資産への需要継続中。
- 石油市場では利上げピーク感とOPEC減産観測に支えられ、7月中旬に高値維持中 。
🧭 本日の注目ポイントまとめ
| 注目イベント | ポイント |
|---|---|
| 米CPI(6月) | 結果次第でドル/円を中心とした為替市場に急変動 |
| BOEベイリー発言 | ポンド相場に影響。インフレ・雇用データの後退が鍵 |
| アジア市場 | 円安・株高の継続が濃厚。日本の国債状況は要監視 |
🔍 投資家向け所感
- ドル/円短期戦略:148円超えでロング戦略検討、損切りは147円割れ水準で設定
- 欧州通貨:CPI結果次第でユーロ・英ポンドともにボラティリティ拡大
- 発展途上国通貨:インドルピー・アジア通貨はドル次第でレンジ継続もしくはリスク選好の一角として注目
✅ 結論
7月15日は、米CPIの発表により為替市場が大きく動くカギを握る注目日。特にUSD/JPYの上抜け動向には警戒が必要です。 BOEやアジア経済動向も重なる注目日となり、ポジション調整やリスク・ヘッジ戦略が求められます。
